エンジンラジコンカーを楽しむ趣味のサイトです RCモデル入門者・初心者へのアドバイスほか神奈川を基点に参戦するレースのことを掲載しています since2003.11.13
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山形県最上川総合公園 2009年9月6日 KYOSHO TROPHY 2009 KYOSHO CUP 全日本R/Cツーリングカー選手権 京商トロフィー元年におけるファイン精密の戦いは。。。 いかに?
今現在2010年1月11日 このレース自体は2009年9月6日 ・・・・ 申し訳ない!
------ とりあえずこれまでのレース結果を若干振り返ってみたい
2003年 ラジ助 v-oneS2を購入しラジ助 ほどなく仙台りとるてっくitaで遊び始める 力 YOKOMO GT-4を購入 港で走らせていたがほどなくりとるてっくitaで遊び始める
GCカード KYOSHO CUP JAPAN SERIES 2003 第9回全日本R/Cツーリングカー選手権 (ピュアテン元年)
ラジ助のオファーにより来年の京商カップに出ることに
2004年 GCカード KYOSHO CUP JAPAN SERIES 2004 第10回全日本R/Cツーリングカー選手権
2005年 KYOSHO CUP JAPAN SERIES 2005 第11回全日本R/Cツーリングカー選手権
10月23日関東B 神奈川県八景島シーパラダイス v-oneS3 1台体制 準決勝15分レース
2006年 KYOSHO CUP JAPAN SERIES 2006 第12回全日本R/Cツーリングカー選手権
2007年 KYOSHO CUP JAPAN SERIES 2007 第13回全日本R/Cツーリングカー選手権
2008年 KYOSHO CUP JAPAN SERIES 2008 第14回 全日本R/Cツーリングカー選手権
・・・・と、毎年何らかのトラブルが生じているのですが、普段めったに起こらない
「受信機トラブル」
がこの京商カップに限って
5年の内2回
しかも
「決勝の途中で発生」
するという
素晴らしい運のなさ。
2007年と2008年はTカーが出番の時に全く動かなくなるという、
まさかの金縛り状態。
2009年は多くを期待せず、ただ、走れればそれで・・・いい。
もう、夢は見ません!
出るのはため息ばかり。
趣味のラジコンだから・・・
という言い訳もむなしく聞こえる今日この頃。
トンネルの出口は見えず。
さて・・・
また、今年も負けてしまうのか???
いかん、どうも思考がマイナス、マイナスに・・・
負けたくはないが、今年は特に良い材料もないぞぉ~!!
では、本編へ。
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平成20年の夏の京商カップ東北予選の敗北は相当に精神的に厳しい敗北となった。 力の反対を押し切ってエンジョイクラスにエントリーし、決勝はほぼ独走しながら豪雨に よるエンジンストールで停止。Tカーもエンジン不調でほとんど動かずあえなく敗戦。Tカーの不調は雨と関係が無く、エンジンのどこかの部品の状態が劣化したのか、春になってあれこれ部品を交換している内に動くようになった。 よりによって年1度の大会の決勝のピンポイントでエンジンが極度の不調に陥ることになるとは。
ラジコンの神様は居るかもしれない。
が、
少なくとも俺には全く見えない。
半年はプロポを握る気力もなく、
サーキットに行く気力もなく、
ミニッツすら遠ざけ、
意識はすっかり
負け組。
それなりに努力はしたし、
資金は投下したし、
神頼みもした。
しかしやはりダメだった。
まぁ楽しけりゃいいや。
という気持ちもせいぜい最初の数年である。
もう、負けのレポートをもう5つも書いた。 毎年力でねじ伏せられる年もあれば、トップを独走しているのにマシントラブルで脱落する年もある。
① マシントラブルがない ② 無難に3位以内
という年が一つぐらいあ ってもいい気もするが、これがきれいに一つもない。
一つもない。
はぁ・・・。
日常のアンラッキーを全てそこに投下したような状態になってしまっている。
季節は春になった。 夏に向けての準備を始める季節になる。しかし、結局1年前から何をしたわけでもない。今年はどうしたら良いかと考えても何も思いつかない。
とりあえず前哨戦のレースに関しては
「攻めの走りをしよう」 と意気込んで綾瀬8月のレースに参加した。 予選1回目は縁石に乗り上げて横転。エンストして終了。予選2回目も何度か縁石に乗り上げた後ヘロヘロでゴール。下位メインに沈んだ。
見事に空回りである。
技術がないやつが攻めたってダメだってことだけは分かった。
いったい俺は何をやっているんだ? ・・・
相方力にも相談してみる。 「そうすねぇ~毎周同じところを走ることだけしか俺は考えてないっすよ」 力は東北人である。秋田弁で説かれる。 それだけじゃないだろう?
・・と若干の疑念。 妻にもこの状態を話したところ、 「順位を考える前にちゃんと真ん中を走って15分なら15分最後まで走り切らんといかんやろうもん」
妻は九州人である。
博多弁でしゃきしゃきと指摘される。 奇しくも二人の指摘はほぼ一緒であった。
漠然とした不安を払拭するために、8月第4週の綾瀬の翌週の第5週目の日曜日、本番の直前週であり、路面特性は全く違うが、京商サーキットに練習に行くこととした。 結果として何かあったかと言われると、特に何も掴めずに帰ってきた。ただ、 長期休んだ割にはだいぶ普通に走れるようにはなった。 とりあえず 燃調だけは事前に有る程度形にしておきたかった。練習では一応8分半は走るが気のせいかエンジンが厳しそうだ。
音が高温すぎる・・・。 少し緩めると8分になる。俺はいいとして力は『握る』のでたぶん7分半はかつかつだ。 彼はあらゆる体勢でトラクションをかけるので燃費は悪い。
絞れば7分半はいけないことはないが、真夏に絞る方向はギャンブルになる。 そう考えるとターボヘッドで燃費を稼ぐのは非常に魅力的。 まぁ・・・
エースドライバーで10分走れる方向をよしとするか。 4月からのテスト不足で結局手を出せなかった。 復帰後の人々の声を聞くと評判はすこぶる良い。ターボヘッドは吹け上がりがよく、絞れるらしい。
バックプレートもかなり効果的らしい。 個人的にはバックプレートだけでも欲しかった。これを換えると燃焼室に入る前の混合気の吸気の効率が向上する。 もともとリコイルエンジンの弱点はこの一次圧縮の低効率さにあるのだし、どうせ使わないリコイルなら外した方が重量も軽くなる。つまり良いことづくめなのだ。商品自体は1週間前には246に売っていたことを確認していたが、この日私が行ったときには売り切れていた。 こんなことなら予約しとくんだっが後の祭り。
こうなるとコースが小さいことを願わざるをえない。 ストレートが長ければ後半の伸びで遅れをとるが、小さいコースならエンジン性能はスポイルされるはずだ。昨年のチェリーランドは極小だったし、東北で大きいコースは記憶にない。チャチャワールド、SUGO、けんじワールド…。
よし、大丈夫。
東北に大コースはない!
前に遊びに行った印象だと会場の駐車場だってそんなに大きかった印象はないし。 ちなみにこの日の京商サーキットでは工具箱を忘れ、masaさんにいちいち工具を借りて作業をしていた。イヤな顔せず貸してくれるマサさんはいい人だ。既に本線を決めている余裕にも見えてくる。
いかんいかん、いつの間にか下から目線がひがみに近くなっている。 この日はダイレクトポンダーはつけなかった。下手にタイムを図って自信をなくしたくなかったので。マシンの調子は良かったのでスケベ心も出たのだが、なんとかガマンできた。
そのかいあってか、この日は気持ちよく終わることができた。 いずれにしても、そうならないように毎週エンジンをかけてやるのが一番良いのだが・・・。
ちなみにエースエンジンは動くには動くが、すっかり普通のエンジンになった。 エントリーは綾瀬終了後の夜。期限ぎりぎりでシリアスクラスに申し込んだ。
今年から京商カップは「京商トロフィー」の一部として開催され、前日の土曜日にSPADA09L、および、TF-5のワンメイクレースが開催される。京商カップ自体は昨年とほぼ同一レギュレーション
だ。
結果はともあれ。 実際にはエンジョイであっても代表権圏内はシリアスと同等の成績を残せる必要があるし、基本的にはエンジョイで着実に実績を残すのが王道であることは重々承知はしているが・・。
『それで負けたらどうすんの?』
と気のせいか冷ややかな目で見られた。
そして結果的にその通りとなった。
つまり、落ちたときの精神的ショックはなおさらでかい。
エンジョイも関東AB、関西ABなどはシリアスに匹敵する難しさだが、昨年の東北はそれらに比べればやはり違うと言わざるを得ない。 ほとんどが本当にエンジョイしたい人だ。
そこにしゃしゃり出て「俺は代表権を獲る」と意気込んでも 「俺たちそんなつもりじゃねぇから」 って感じになるかもしれん。
シリアスクラスにはしたもののヘッドはノーマルだわバックプレートもリコイルだわ、マシンはS3だわ、完全なエンジョイ仕様である。しかも残り1週間でいまさらSRも
ないし。バックプレートだって売り切れ。ターボヘッドだってやったことないからいまさら手を出せない。 唯一残るのがノーマルのSPクーリングヘッド。 これをRCガレージ246で買って装着。見た目だけはシリアス仕様。しかし3800円と高級品ゆえ一台だけ装着。 メインカーにつければ十分だ。 ちなみに昨年は大雨の中のレースだったので、KCスリックのソフト一組しか使っておらず、主に使うミディアムはまるまる残っていた。
一度だけ遠征した八景島でグリップが高すぎて裏目に出たのだが。 ラジコンの準備も大変であったが会社の仕事を片付ける方も大変であった。 金曜日は事前に申告の上、5時に退社することとしていた。さもないと山形に明け方に到着するかもしれない。金曜日を休むというのもアリかもしれないが、金曜日午後に会議があったし、会社を休んでまでして惨敗したら精神的ショックが大きいので、金曜日と月曜日は普通に会社には行くこととした。 日曜日はレースが終わるのが3時ごろとして、順調にいっても帰ってくるのは深夜になるのは確定か。 かなりの強行軍となる。 電車に乗って一路茅ヶ崎を目指した。自宅には夕方の6時半ごろに到着し、簡単に風呂を済ませて出発することとした。荷物はその間に家族が車に載せていてくれていた。ともきちととんぴ~はそれぞれ応援の手紙をくれて、妻からは何でもいいから納得がいくように走ってきてくれと送り出された。 40男が土日に家を空けて東北くんだりまでラジコンしにいくというなんとも自分勝手 な趣味にも関わらず、毎年応援してくれる家族には正直恵まれすぎだ。
神奈川~山形は片道450㎞ある。 国道一号線から横浜新道に入り神奈川の首都高に乗る。横羽線を抜けて東京首都高湾岸線に入ったのは夜の7時半ごろ。
その頃力からメールが入った。
『昨年の2倍はある』 これはどういうことだろうか。
会場の駐車場はそんなに広くなかったはずだ。仮にそれがあったとして、私たちチームはノーターボでもあり、全くの裏目ではないか。
いやいや、力が大げさに言っているだけの可能性もある。
自分の目で見るまでは何とも言えない。
宇都宮まで120キロ。
あまり速く走ると疲れるので80~90キロ程度で淡々と走る。今乗っているミニバン(アイシス)は2リッターということもありこのくらいがちょうどいい。
時間は9時過ぎである。
PAの駐車場には古い型のスポーツカーに独自のペイントにお揃いのステッカーを貼った一団が駐車してあった。
中に入り早速餃子を注文しようとするが、どの店も餃子売り切れの貼り紙が張ってある。
これはどういうことか? とはいえ、見回せばだいぶ人もまばらである。 やむを得ないか。 他のメニューからラーメンを選び、テーブルに持って行き静かに食う。 しかし、さっきの一団が食っていない者を含め、たむろしているので目障りだしうるさい。1000円高速を利用して日本全国をツーリングしているんだろうが、高速のPAが街のゲーセン化している感じである。その後の選挙で民主党が大勝して高速無料化と言われているが、そんなことはせんでもいいことだと思った。 そして、この高速1000円がレースの行方を左右することになったのかもしれない。
さて、 腹ごしらえも済んで宇都宮を後にしてさらに北上していく。
福島に入れば山形道までさほどないという印象であったのて『楽勝』の雰囲気すら漂ってきたかに思えた。
『福島まで200キロ』
今まで走った倍近くを必要とする。 気のせいか周りに車も少なくなりだんだん心細くなってきた。 なんだか AMラジオもFMラジオも県境だからか電波が入らない。 ・・・・ やむを得ず黙々と運転する。 福島から仙台も結構遠い。 ここまで来たら菅生PAで久々にそばでも食っていくか…と思ったが山形道の分岐は菅生PAの手前。 ジャンクションから山形道に入る。
なんだこの寒さは。 時刻は深夜の0時を回った山の中。しかもここらへんは冬場はスキー場になるエリアである。季節は9月2日と夏真っ盛りのはずがではあるが、東北をなめてはいけないのであった。 いや、なめていたのは私自身。
3年関東に住んですっかり忘れてしまったか。 その後山形ジャンクションを過ぎ寒河江に到着。 本当は寒河江のパーキングエリアに行った方が良かったのだが、間違ってインターから降りてしまった。 時刻は深夜0時半。
1500円を払ってゲートを出た。 今年からの『1000円高速』で土曜の0時を1分でも過ぎれば1000円になる。 (埼玉~山形だと何かの違いがあり1500円なのだが) この高速ディスカウントが北日本に強豪が集まった理由の一つであったことは否めないだろう。 いや、私自身もその恩恵を受けた一人であり、北海道を除いては遠征組にはかなりの追い風と言っても過言ではない。 私は1000円だろうと5000円だろうと高速で行かないと荷物が多すぎて郵送できる域は越えていたので選択の余地はなかったのだが。 ラジコンは便利さを求めるほど荷物が多くなるものだ。
マシンにプロポに必要な工具だけであれば、全く電車で問題ない。 本当に荷物が増えすぎた。 両手に荷物を持って車と家を何回か往復しなければ荷物を持ち運べない。
いつからこんなことになったのだろうか。 とりあえず寒河江のPAを探すがICから離れているらしくどっちだかさっぱり分からない。
ICは寒河江の外れで人気もなく、ほぼ真っ暗である。。
適当に走ってみると「すき家」があったので、腹も減ったし入ってみることとした。 こんな夜中には牛丼ライト。 夜中に食ってもこれなら胃もたれもしない。
あぁ、中年。 腹ごしらえも済み、すき家の店員に最上川公園の場所を聞き、向かってみる。 分かってしまえばすぐ近くであった。
もともと仙台在住であった私にとって、ここに来るのは3年ぶりである。3~4年前にこの公園にスケートボード場ができて、適当なスケートボード場がなかった仙台のフリークは山を超えて寒河江に行っていた。今は仙台にも立派なスケートボード場ができたらしいが、当時は画期的であった。まぁ私自身は上手くもなく、興味本位でやっていたのだが
。 公園に着き適当な駐車場所(寝場所)を探す。 土曜の晩は宿をとったが金曜日は深夜に着いて早朝に起きるのだから宿代がもったいないので車中泊にした。車中泊は23才の時に車で九州を一周したときに鹿児島県で車中泊したとき以来か。
あの頃の俺は39にもなってラジコン大会前に車中泊する中年になると思っただろうか。 とりあえず公園横の駐車場にはそれらしい設営はない。 よく見ると『第二駐車場』と書いてある。
そうか、公園に一番近そうに見えるが、第一が他にあるのか。 そしてコースが設置してある。 紛れもなくでかい。力の情報は正しかった。何だこのでかさは。 でかいしコース幅も広い。
しばし落胆した後、冷静にコースを見てみる。一見すると簡単そうだが、一瞬間違えると即骨折しそうなコースだ。
そして俺39歳。 少し寂しくなってきた。
寝場所に戻ることにした。 車の中をシートを倒して寝る準備をしていると一台の車が走ってきた。 俺と同様仮眠場所を探しているのか。
その車(バン)はなぜかこっちに近づいてきた。 まさかおやじ狩りではあるまいな? 車から降りてきたのは女性で、手には棍棒を持っている。 ・・・おおお、まさかマジに襲われるんじゃないだろうな?
免許証を出せというので、素直に従う。 なぜここに寝ているのか聞かれ、ラジコン大会があると説明するが話半分に聞かれているようで、後ろの相方が本部に身分照会しているのを待っているらしい。
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