りとるGPシリーズ戦 8月

【8月14日シリーズ前日・・・】

京商カップが終わり、いよいよ地元のレースに復帰するときが来た。りとるが新コースになってからは初走行となる。

朝一からりとるに馳せ参じ、ウマハシさんの前に陣取る・・・。ん?そ・それは・・・もしやV-oneSU4st仕様ではないですかぁ〜!

実は、常々この男の動向には注目していた。りとる全体が05シンドロームに浸っている中、05に走らずにV-one系を黙々と走らせていたのが3人。ヤマウチさん・ウマハシさん・そして私。そのうち、ヤマウチさんV-one主体だが、05Sのカップエディションに手を出してしまい、残るはウマハシさん・・・京商カップファイナルまで行ったこの男が、ずっとV-oneSUを走らせているわけはないか・・・と思っていたが、4st復帰したのだ。

細いマニホールド、特徴的なエンジン形状・・・・実車ライクなその風貌・・・もう、走らせなくても良い。そのまま飾っておいても十分観賞に耐えうる風貌である。今日は「ならし」らしかったが、エンジンサウンドも「いかにも」という感じで良かった。

で、自分のV-oneSUである。今回京商カップが終わり、一通りバラして2速に組み直している。主な変更点

●2速装着(シフトタイミング1回転半)
●ステアリングサーボVRXをスロットルサーボVXとチェンジ
●ダンパーオイルを前800→400・後ろ600→400に変更
●ダンパースプリングを前後スカイブルーから前後黒に変更
●前後キャンバー角0度
●前後トー角0度
●前キャスター最小値
●車高前後5.5mm

ステアリングサーボは、ちょっとVRXより若干遅いVXにすることで挙動の安定を狙う。ダンパーオイル・ショック・キャンバー・トー角・キャスター角等一連のセッティングポイントは全て0に戻して、セッティングし直すこととした。

タイヤは35Vのモールドインナーで走りはじめるが、2スピのシフトタイミングが遅すぎて2速に入らず・・・・で、3回転まで緩めて走らせてみた・・・今度は速すぎ。インフィールドでシフトチェンジしてしまう。2回転と30分に設定しまずますのシフトタイミングとなった。

が、いかんせんリヤトー角0度では、直線をまともに走ることすら難しい。直進性が失われて、コーナー前に大きく減速しなければならない。リヤトー角を1度つけて再度走行。「う〜ん!マイルド!」なかなか好感触である。もうセッティング終了かぁ!と気の早いことを考えはじめたが、高速コーナーを抜けていくときに前側タイヤの右側が極端に持ち上がっているような気がしたので、リヤのスプリングを一段固くスカイブルーにして、前グリップを稼げるか試してみた。

で、結果は後ろのショックが固くなったことでグリップが落ち、強オーバーステアに陥る・・・・

ここで、ウマハシさんから「スプリング替えるよりも、ショックの黒でセットを出した方が良い」との助言を得て、再度、スプリングは黒に戻す。で、はたと考える・・・・右側インリフトのことは置いておいて、セオリー通り、リヤトー角を2度に増やしてみた。V-oneSUでは2度〜3度が標準とされているらしい。2速の切り替えを自分好みに、もうちょっと早くして2回転と40分まで甘くしてみた。

今度はかなり安定して走るようになるが、どうも「もっさり」している気がする。ステアリングをマイルドにするために、キャスター角を少しつけてみたところ、若干マイルドに。これで、けっこういけるな、というところまで来た。ちなみに、前後キャンバー角は0度のままである・・・・

お昼休み、ヤマウチさんのV-oneRRevoをよく観察したところ、リバウンドストロークがあまり無いことに気がついた。これを取り入れて、一気に、後ろリバウンドを5mmに減らして、前リバウンドもかなり少なくしてみて再度走行してみた。理由は判らないが「もっさり感」が消えて、高速コーナーの切れがかなり良くなり、レスポンスがかなり向上!今までリバウンドフリーの状態だったので、ある意味、踏ん張りが強すぎてかなりアンダーの傾向になっていたのかと思われる。

前後キャンバー角を若干つけたりとか、スプリングを若干固くしたりとか、キャスター角をもう少しつけるとか、いろいろ試したかったが、とりあえず今日のテストは終了とした。

ニードルは最初1回転と20分から始めたが、1回転と35分程度まで甘くした。エンジン温度はかなり下がったみたいだが、スピードはそれほど落ちていないので、これで良し。ランタイムも7分半だし、まずまずだろう。懸念されるエンジンからの燃料噴出も今日は無かったので一安心か。

ちなみに、この日は関西方面に転居したMTX使いのタカハシさんが、凱旋記念走行をしていた。やはり速かったみたいである。その他、仙台市内の模型店Tの閉店セールなどが話題に・・・今日は全品3割引だったみたいである。今日からアテネオリンピックが開催されているらしいが、りとるではオリンピックの話題よりも、閉店セールの方が、話題性は高かった。


【8月15日シリーズ戦】

お盆期間中の開催ということもあり、Sクラスは3名のエントリーと少なかった。しかし、参加メンバーは京商カップファイナリストとウマハシさんに加え、りとるでも速さはトップクラスのヤマウチさんと、手強い・手強い・・・

ウマハシさん・・・手持ちV-oneSU2台の内、1台を4stにコンバートしたため、残る一台のV-oneSUで出場。タイヤは京商G36か。インナースポンジ。

ヤマウチさん・・・FW05S京商カップジャパンエディションをベースに細部をアレンジしての参加。タイヤはHPI27Rにモールドインナー。

ラジ助・・・・・・・V-oneSUをベースにクラッチまわり周辺を変更している。昨日出したセットで挑む。タイヤは35Vにモールドインナー。

【予選前テスト走行】

気温が上がらないことと、夜間雨が降り、オイルが抜けたことで、さっぱりグリップしない。どアンダーに悩まされたため「曲がる」仕様にするため後ろスタビ(ソフト)を装着してみる。とこれが、あまり変化を感じない・・・でまたスタビを外してみる・・・

これはスタビ以前の問題か?

前日決まったセットが、全くどこかに行ったみたいである。路面グリップが下がった・・・後輪グリップが逃げることによって不安定に・・・、しばし考えた後前日5mmまで縮めた後ろのリバウンドストロークを6mmまで増やしてみたところ、若干ましになったか・・・しかし、これでは今日はつらい・・・

【Sクラス予選1回目】

結局スタビなしで予選出走。ところが、今度はマキマキ状態で、しまいにはくるくる車体が回りだした。5分経たずに終了。原因は、後ろタイヤの「剥がれ」タイム27.26でダントツの最下位。トップはヤマウチさんで25.34。オーマイガー!

【オープンクラス予選1回目】

今日は、オープンクラスにも出場してみることとした。(とりあえず多台数で走りたかったので・・・・)タイヤを交換して挑む2走目。どうもしっくりこない。まだまだグリップしていないのか・・・まぁ、オニコウベの時に使いきったタイヤを使用しているので、もう中身が見えかけている状態のタイヤでは走るものも走らないか・・・若干タイムアップはしたものの、26.52。これでも、いっぱいいっぱいである。

【Sクラス予選2回目】

トップタイムを出したヤマウチさんにタイヤ何使っているのか聞いてみると

「HPI27Rだよ〜」

なんですとぉぉぉぉ!この真夏のさなかに27Rですとぉ!27Rといえば、真冬でも使うことをちとためらう番手だが・・・この路面ならそれがいいのかもしれないと思い、奇跡的に自宅から持参していたHPI27R(インナースポンジ・作ったのは昨年の冬)を前後に装着。グリップが上がることを想定して、リバウンドを元の5mmに戻してタイムアタック。タイムは気持ち上昇して26.41。確かにグリップは上がったが、何かまだアンダーが出る。

ヤマウチさんに車を見てもらって一言。

「車高が高すぎんだよ〜インナースポンジに替えたら車高調整しなきゃぁ〜」

おぉ!そうか。それは気がつかなかった。当初5.5mmに設定していた車高が9mmぐらいまで上昇しているではないか。これではふらふらして当然というものだ。車高を元の5.5mmに下げ、曲げるために後ろスタビを再々装着した。

【オープンクラス予選2回目】

車高のせいか、スタビのせいか、車は一応弱アンダーとなり、タイムは25.52。かなり良いタイムが出たが、いまいちまだ不安定さが残る走りであり、昼食休憩の時にはかなりブルーになっていた。Sクラスの予選は1/100秒差で3番手。


【Sクラス決勝ぉぉぉ!】

昼休みの間までに、路面にオイルがいい感じで付着して、グリップが上がってきたのと、お日様がやっとでてきたことより、路面温度が上昇してきた。

もうここまでコンディションが回復すれば、昨日のセットが通用するだろう!とふんだラジ助は、新品タイヤの京商35Vインナーモールドソフトに装着し直し、スタビを外して決勝にのぞんだ。

ここで重要なのは給油をお願いする人である。ここは「幸せ配達人」す〜さんにお願いするしかない。これで万全である。

20分の長い旅がはじまる・・・・・シグナルが消えてスタート!飛び出しが良くて、2番手を走行するラジ助。ただ、後ろのウマハシさんから早くもせっつかれるようにプレッシャーを受け、ここは素直に引くこととした。若干ここでごちゃつく間に、トップのヤマウチさんは早くも半周近く先行することに。(その差10秒ぐらいか・・・)

しばらく3番手を走行していたラジ助。新品タイヤのが暖まっていないため、一皮剥けずにグリップを若干失っていた。その間前2台に差をつけられたが、タイヤがグリップし出したところで前方にウマハシさんの白と赤のGTR34が見えてきた。どうもウマハシさんのペースがあがらない・・・。「これは抜けるかな?」と思ったラジ助は、インフィールドでしばし抜きつ抜かれつの接近戦をウマハシさんと演じ、マシンの安定性で上回るラジ助がなんとかパスすることに成功!これが5週目ぐらいだと思うが、ここから、1位のヤマウチさんを追いかける展開となった。

俺が、ウマハシさんをパスぅ〜?正直、この2人に真っ向から対抗できるとは思っていなかったので、正直「これでいいのか?」と自問自答をしてしまった。

【ヤマウチさんを追いかける日々】

スタートして3分目から2番手にたち、ヤマウチさんの後続となるが、最初につけられた半周の差がそのままでずっと推移していた・・・。アナウンスでベストラップはラジ助の方が上回っているとのこと、半周先をゆくヤマウチさんとの差は、縮まらず、広がらず7分目を迎えた。無難に給油を施してくれるす〜さん。そのままラジ助V-oneSU号を送り出してくれた。給油は先にヤマウチ車が行い、その1周後にラジ助が入り、双方ロスなくまた半周差の展開へ。

ラジ助のラップタイムが安定し始め、ヤマウチさんとの差は8秒程度まで縮まって来たとのこと。なんとか1/4周差まで迫ることができたが、ここで「ちらり」と、ラジ助壁に接触。また、差が開くことに・・・・若干の縮まり〜遠ざかりはあるのだろうが、お互いがほぼ同じタイムで走っているらしく、走れども走れども、ヤマウチさんを前方にとらえることができない。

【天の恵みここにあり】

そして、2回目の給油に入った。給油から出たところで、残り6分。ここで、コース左奥で、ウマハシさんをラップするところで、ラジ助が若干強引にインに入ったため双方スピン(すまん)あぁ、これでヤマウチさんはさらに前方へ・・・その差15秒。だが、アナウンスは執拗に追いかけるラジ助のことをヤマウチさんに伝えていたので、何を思ったかヤマウチさんが一気に引き離そうとペースアップをしようとした矢先、計測ライン付近でフェンスにハードヒット!な・なんと!ヤマウチさんナックル脱臼!ピットへ運ばれるヤマウチ車を横目に、労せずトップにたつラジ助。

お・俺がトップぅ!!!?

だが、ヤマウチ車ナックル脱臼をわずか1分程度で修復し、そのままコントロールタワーに戻ってきた。が2周の差ができた今、万全の体勢でラジ助はゴールを目指した。しかし、このころラジ助V-oneSUから異音が・・・排気音が明らかにおかしい。や・やばいぃ・・・・残り3分。アナウンスも、ラジ助V-oneSUの異変を伝えている。

異常はレース前から、薄々感じていた。マニホールドをとめるビスが若干なめていたのである。おそらく、2本のビスの内、1本のビスが脱落しているはずである。ということは、1本のビスでとまっているマニホールドの反対側の隙間から、排気が漏れているのであろう。マフラー脱落は即ピットが減速である。このままドクターストップだけは避けたい。が、なんとか「半落ち」しながらも、致命的な脱落までには至っていないみたいである。それどころか、排気の抜けが良くなって、ストレートスピードが上がっている気さえする。

【グランドフィナーレ】

瀕死のV-oneSUをトレースしながら「頼むからマニホールド、脱落しないでくれ・脱落しないでくれ・・・」と祈るラジ助。排気音だが、かろうじて、直接外には漏れていないので、ピット収容指示はまだ出されていない。残り30秒。あと2周。あと1周。

「ゴール・ゴール・ゴ〜ル!!!!」

心の中で、一人で叫んでいたことは言うまでもない!思わず、ガッツポーズしたくなったが、それはさすがに恥ずかしいのでしなかった。心の中で、V-oneSUのウイニングランを行い、コントロールスタンドを降りた。

終わった〜!結果、45周(20分06.16)・ベストラップ25.30(トップタイム) 何でもいい!やはり一番は気持ちいい。こんなことに今更ながら気がついた。昨年11月からitaシリーズ戦に参加して8戦目にして、念願のSクラス(昨年のGT2)優勝を果たすことができた。

オープン決勝だが、事前にマニホールドを締め直したが、もう完全にマニホールドの穴がダメになっており、練習走行の時点で、激しく排気音が漏れる状況となり、スタートラインに立てずにそのままリタイヤ。だが、もうよかった。今日のレースはSクラスの優勝で自己完結していたので・・・。

【そしてレースは続く・・・】

今回、セッティングを一からはじめて、当日四苦八苦しながらも、決勝でのセットを見つけだし、安定して走れたのはかなりの成果だった。

ラジコンはじめて(再開して)約1年。念願の初優勝をはたし「さぁ〜やっとV-oneSU卒業かぁ」とも思ったが、当面はV-one道をひたすらつきすすむつもりである。京商の新しいベルトマシンが出るまで・・・・

おまけ