りとるてっくitaGPシリーズ第12戦 GT−Rクラス

平成16年12月18日

平成15年6月にGPをはじめて、かれこれ1年半が経った。昨年は、天候の影響もあり、年の後半のシリーズ戦がことごとく流れ、実質今年からレースというものに、取り組んできたが、当初はリコイルエンジンクラスに参加していたものの、参加人数も少なくなり、人数の集まるRクラスに転戦したのが9月。9台中4位とまずまずの結果をおさめたものの、10月はエンジントラブルに見舞われ不参加。、コース変更が行われた11月はマイナートラブルが連続し、9名中6位の結果。

レースに参加し始めた頃は、完走が目標であったが、GTSクラスで優勝してからは、3位入賞という目標に向かってレースに参加していたものの、かれこれ2ヶ月近くエンジンに悩まされ、12月の最終戦を迎えてしまった。しかし、今回のシリーズ最終戦は、セッティングを一からやり直し、エンジンもやっとまともに走れる状態までになったので、「今回こそは」の思いはあった。

当日のエントリーは7名。少ないように思えるが、他のクラスの中では一番エントリーが多い。FW05Sに4stを積むワクさん、FW05にTRを積むさいと〜さん、京商カップ東北ブロックSクラス2位のヒゲさん、FW05にTRのコバヤシさん、RRRにシリオを積むワタナベさん、V-oneSUにGS15Rを積むオオトモさん、そして同じくV-oneSUにGS15Rのラジ助となる。

当日の天候は晴れだが、路面温度が低い。タイヤ選択に悩むところで、SOREXなら低い番手を履いても問題がないように思われ、ラジ助は京商35Vと30Vを組んでいたが、30Vを選択することにした。

今回のコースだが、逆回り(時計回り)となる。しかし、ラジ助が期待していた裏ストレートのシケインが設置されずに、30m強の裏バックストレートが形成されている。ここが、このコースの難所で、中途半端にスピードが出るため、マシンコントロールが難しい。途中シケインが設置され、スピードが落ちることを期待していたが、今回はこの裏ストレートを回らねばならない。

予選1回目は、京商30Vにレーシングモールドインナーソフトを履いたが、本番タイヤをとっておき、お古で走った。これがまずかった、ところどころでグリップを失い、まともに走れず、23秒台がやっとである。トップが20秒を切ろうとしているのだから、いかに遅いかが分かる。あと、燃調を当日行ったのだが、プラグ切れを懸念してニードルを甘めに設定したのだが、2速になかなか入らなかった。予選2回目に向けて、ニードルを絞り、2速のシフトタイミングを早めた。

予選2回目は、タイヤは同じ組み合わせだが、新品タイヤに変更した。しかし、1回目の予選で必要以上にアンダーが出るのが気になっていた。1週間前に練習したときは、そこそこ路面温度があったので、前後スタビ(ソフト)を装着していたのだが、これだけ路面温度が低いと、スタビが機能しないのではないかと思われた。だが、レース当日のセッティング変更は極力避けたかったので、そのままとした。ニードルを若干締めたことで、エンジンの回転は上がったものの、今度はシフトタイミングが早すぎて裏ストレートで2速に入ってしまうようになった。まぁ、この程度は許容範囲なので、そのまま走ったが、タイヤのグリップも上がった感があり、21秒4とタイムは上がった。決勝に向けて、シフトタイミングを若干遅めにした。シフトタイミングはストレートの中間より若干手前で入るぐらいが良いかと思われた。

昼食をとり、決勝の時間である。給油をわたるさんにお願いした。スタビは結局つけたままで走ることとした。午後に入って、若干路面温度が上がったこともあり、高速コーナーでのハイサイドを防ぐ意味でもそのままとした。高速コーナーだけでなく、裏ストレートでもハイサイドでめくれる懸念もあった。

決勝は5番手スタートであるが、スタートして特に混乱もなく、スタートグリッド通りのラインナップで、1週目を通過した。しかし、自分の中では、ひさびさのまともに走るGPレースであり、落ち着かない気持ちとなっていた。EPが静とするなら、GPはまさに動。EPなら簡単にまっすぐ走れる花壇まわりもGPなら、エンジンパワーのせいで、右左に車体がぶれるのである。GS15Rではあるが、ありあまるエンジンパワーと格闘しながら、序盤戦は進んだ。そして、中盤戦に入ろうかという20週目ぐらいにトラブルが生じた。懸念していた高速コーナーでのインリフトから、車体がめくれてしまい、そのまま場外にすっ飛んでいってしまった。近くにオーナーが座っていてくれたので、ほどなくコースに戻してもらったが、燃料が途絶えてしまい、S字を抜けきれず、エンスト。コントロールタワーを降りて、エンジンを始動させる。この周回は90秒を要した。1周22秒だから、3周程度のロスをしたこととなる。

しかし、半ばレースをあきらめさせることとなるこのトラブルが、逆に冷静さを取り戻してくれた。無理にコーナーを攻めることがなくなり、コーナーを丁寧に回ることに専念できるようになった。エンジンの調子も良い。中盤に上位2台が相次いでトラブルによりリタイヤ。これで、3位に浮上したとゴトウ副会長がアナウンスしている。気楽にドライブできたのは、いつもとは緊張感のないゴトウさんのアナウンスによる部分も大きかったかもしれない。山形弁丸出しの、軽妙トークで自分が3位に浮上したことを知った。

めくれた以降は、これといったトラブルもなくレースは進んだ。上位2台は熾烈なバトルを繰り広げているが、自分はそれから6周も遅れている。後続から、ヤマギシさんが鬼神のようなラップを刻んで追い上げているとゴトウさんのアナウンスが聞こえるが、不思議に焦らなかった。4位のオオトモさんとも5周の差がついていたのはレースが終わってからである。

レース展開そのものよりも、自分のマシンのエンジン音に酔いしれていたのかもしれない。それほど、エンジンの調子が良かった。燃調も全く問題なく、アイドリングからトップエンドまでストレスなく吹け上がる。エンジン音もきれいに奏でている。5台の車が走っていたが、自分の車のエンジン音だけを聞いていた。海辺で、波の音を聞くように落ち着いた音だった。

最終ラップまで、私のV-oneSUは勢いが衰えることもなく、3位でゴールした。

トップは4stを駆ったワクさんが厘差で、さいと〜さんを押さえて優勝した。そこから6周遅れでラジ助となる。上位2台のトラブルでたなぼた3位とはなったが、年の最後で表彰台を獲得できたのは嬉しかった。これから、V-oneSUはレストアに入り、来年を目指す予定である。来年からは、フルコースとハーフコースで路線が別れる。ラジ助は、もちハーフコース路線を選択する予定である。V-oneSUの楽しみは、ストレートよりもコーナーの方が面白い。FW05は直線から高速コーナーを抜けていくのが得意というイメージがあるが、V-oneSUはコーナー、コーナーをテンポよくクリアしていく方が性に合っている気がする。

V-oneSUは、ピットで残った燃料を最後までアイドリングで燃焼し、2004の走りを終了した。

2004.12.24 writed by gp-rajisuke